2010年8月26日 [木]
QLifeは、開業医に対して、医院経営環境の変化認識について簡易アンケート調査を行った。
QLifeの患者満足度調査サービス※に参加した院長のうち、メールアドレスを開示した393人にメールでアンケート協力依頼を送り、うち66院から有効回答を得た。(有効回答率17%)
アンケート結果によると、「医療よりも経営について考える」ことが以前に比べ増えたとする院長が83%に上り、「医院間の競争が激しくなった」と考える院長が79%、「患者さんの要求内容が複雑化した」と考える院長が86%であった。
これらのデータは患者満足度調査を実施したことがある院長による回答なので、全国平均よりも数値が高く出ている可能性があるが、「患者ニーズ」「医院間競争」のいずれもが高度化し「自院の経営状況」に関して以前より気を配るようになっている様子が伺える。すなわち、マーケティングの基礎分析軸である「3C」(=顧客:Customer、競合:Competitor、自社:Company)において、経営現場で変化が起きている医療機関が多く、昨今の厳しい医院経営環境の表れと考えられる。
※なお、QLifeの患者満足度調査サービス『患者さんの声調査キャンペーン』は、これまで9回実施して利用医院数はのべ700院近くに上る。紹介ページは以下。