2010年10月08日 [金]
医療現場でのiPad活用の盛んさを裏付け
QLifeは、iPadアプリ「描いて消せる、患者さんへの説明ボード」(無料版)を発表した。
リリース翌日(10月5日)には「メディカル部門」の人気ランキング1位となり、翌々日(10月6日)には「無料アプリ全体」でもランキング3位となった。いずれの順位も本日現在で継続中。医療者向け専用アプリにもかかわらず、リリース後4日間で7千ダウンロード(推定)に達した。医療現場でのiPad活用が雑誌等でも盛んに紹介されているが、その動きを裏付ける結果となっている。
このアプリは、すでに複数の病院、診療所、介護施設の現場で実際に使われているコンテンツ『eDOCTOR』を、iPad上で利用可能にしたもの。
なお、QLifeは過去に一般向けiPhone/iPadアプリを2本リリースしたが、いずれも大きなダウンロード数を記録している。
・『総合お薬検索 QLife – 処方薬&市販薬 約17000』(25万件、メディカル部門ランク2位)
・『口コミ病院検索 QLife – 全国約17万病院』(20万件、メディカル部門ランク4位)
※ランキングはいずれも本日現在
治療や検査内容の説明、栄養指導など、医療者が患者さんに説明を行う際の補助ツール。アドヒアランス(※)向上だけでなく、医師以外の医療従事者が説明者となることで、忙しい医師の時間節約にも貢献する。在宅診療や、病棟や介護施設内での説明補助ツールにぴったり。コンテンツは全てダウンロードされる方式なので、インターネット環境がなくても利用が可能。
患者さん本人や家族に対して説明することが多い、「糖尿病」「骨粗鬆症」「認知症&パーキンソン病」の3領域において全88コンテンツ、4動画を搭載した。コンテンツは今後拡充予定。
※アドヒアランス=患者が積極的に治療方針の決定に参加すること(によって、決定後の治療の確実な実行を目指すこと)
●さくさく描ける、消せる
内蔵コンテンツをただ見せるだけでなく、指で自由に書き込む事ができる。患者さんに図版を示しながら、3色のペンで書き込んで説明できる。
●ホワイトボードを、いつでも呼び出し
何も記載されていないホワイトボードには、独自に絵を描くことができる。既定図版と交互に表示しながら、ちょっとしたメモ等にも利用できる。
●コンテンツ内蔵型
一度インストールしてしまえば、インターネット環境は不要。地下や検査室等、電波利用が制限されるシーンでも活用できる。
●動画コンテンツも搭載
血栓など静止画での説明が難しいものについては、CGによる動画コンテンツを用意。分かりやすく、説得力がある。
●すべてのコンテンツは、医療現場で使用中のもの
搭載コンテンツのすべては、:医療法人みずほ会・高橋内科院長・高橋啓文先生の監修によるもので、現在すでに複数の病院、診療所、介護施設の現場で使用中。