40歳以上の女性の過半数が更年期障害の症状や不定愁訴など何らかの不調に悩む。しかし、家族にも相談できず、病院を受診していない~40歳以上の女性を対象にした『更年期障害とその症状』関する大規模調査を実施~
2013年2月28日 [木]
QLifeは、飯田橋レディースクリニック院長 岡野浩哉先生監修のもと、40歳以上の女性を対象に、『更年期障害とその症状』に関する調査を実施。全国の40歳以上の女性にインターネットでアンケートを行い、3888人から回答を得た。
40歳以上の女性の過半数が更年期障害の症状や不定愁訴など何らかの不調に悩んでいるものの、家族にも相談できず、病院を受診していないことが今回の調査から分かった。「我慢」や「そのうち治る」と多くの女性は考えているものの、日常生活への影響は大きい。また、一部ではあるが「更年期障害は何科で受診したらいいか分からない」といった意見もあった。一方、病院受診した患者の多くは症状の改善を実感している。加えて、更年期障害を疑い受診したことをきっかけに他の大きな病気が見つかるケースもあり、症状の有無に関わらず、40代以降の女性にとって“婦人科のかかりつけ医”を持つことは健康なポストメノポーズを迎えるにあたり、必要なことであろう。
【調査主体】
株式会社QLife(キューライフ)
【実施概要】
(1) 調査対象:40歳以上の女性一般生活者
(2) 有効回収数:3888人
(3) 調査方法:インターネット調査
(4) 調査時期: 2013/1/9~2013/1/16
【調査結果概要】
- 1) 40歳以上の女性の過半数が不定愁訴や“なんとなく不調”に悩み、日常生活にも影響している
- 40歳以上の女性の54.7%が、3年以内に不定愁訴や“なんとなく不調”を感じている。 症状は「肩こり、腰痛、手足の痛み」「疲れやすい」「顔がほてる」「汗をかきやすい」が多く、 過半数が日常生活になんらかの影響を及ぼしている。
- 2) 症状について誰にも相談していないが約40%、病院受診しているのは4人に1人の24.6%
- 更年期障害の症状についての相談相手は「友人・知人」が最も多いが、38.7%が「誰にも相談していない」と回答。加えて、病院を受診したのは患者全体の24.6%にとどまり、「我慢できる」 「そのうち治る」という理由で受診していない患者が多い。
- 3) 婦人科を中心とした病院受診で3人に2人は症状の改善を実感
- 病院受診者の過半数が婦人科を受診。「ホルモン剤」「漢方薬」などを処方され65.6%が症状の改善を実感している。一方、病院未受診者はサプリメントや市販薬を服用するも改善を実感しているのは約3割にとどまる。
- 4) HRT(ホルモン補充療法)経験者の多くが症状改善を実感している
- HRTの経験者は婦人科受診者の約3割にとどまっている。しかし、HRTを行った患者の 80%近くが症状の改善を実感している。
▼詳細はQLifeサイト内にて掲載しています。
http://www.qlife.jp/square/feature/q_research/story33500.html
▼調査レポートの詳細は、以下よりダウンロードしてください。
http://www.qlife.co.jp/news/130228qlife_research.pdf
(詳しくはこちら[PDF])