『QLifeがん』をリニューアル。「嘔吐」「味覚変化」など9つの副作用別レシピを毎週更新。代表的ながん治療病院632の詳細な治療実績を公開

2015年4月08日 [水]

QLifeは、がん(癌)専門の情報サイト『QLifeがん』をリニューアルした。副作用に悩むがん患者さん用に、料理法やレシピを紹介するコーナーを新たに設置した。症状別にがん患者用レシピを充実させるサイトは珍しい。また、全国有力病院の「がん治療体制」(専門医や専門外来、治験実績など)や「がん治療実績」(部位×ステージ×治療方法別)などを公開した。掲載情報は、国立がん研究センターのデータを加工しグラフ化したもの。

『QLifeがん』のURLは、http://www.qlife.jp/cancer/

QLifeがん 吐き気・嘔吐があるときのレシピ

■9種の悩み症状別レシピ

治療過程の食事に悩むがん患者さんや家族は多いが、通常のレシピではこれらの症状に対応できない。そこで『QLifeがん』は、典型的な副作用別にレシピを整理して提供する。具体的には「食欲不振」「嘔吐」「味覚変化」「口内炎」「食道炎」「下痢」「便秘」「咀嚼困難(そしゃくこんなん=噛みにくい)」「嚥下困難(えんげこんなん=飲み込みにくい)」の9種類。同時に「金属製のスプーンは苦味を強く感じさせることも」「嘔吐した場合は、固形物を食べるのは無理、かえって症状を悪化させることも」などのアドバイスも掲載。レシピは『がん患者さんのための国がん東病院レシピ』(法研、2013年発行)より。

■632がん治療病院の詳細な治療実績

「A病院は、他のがんに比べて肺がんの実績が多く、かつ全国平均値と比較すると3倍にのぼる」といった情報があれば、病院選択の一つの材料になる。こうした情報は、各病院のホームページなどに掲載されることもあるが、データを探したり読み解くことは難しい。そこで『QLifeがん』は実績データを分類加工し、わかりやすくグラフ表示した。部位によっては、「ステージ×治療方法」別の詳細もわかる。その他「がん治療体制」(専門医や専門外来、治験実績など)や「患者の来院範囲(どれくらい遠くから来ているのか)」など他ではあまり見られない情報も掲載している。対象は、国立がん研究センターが集計した、がん診療連携拠点病院とそれに準ずる都道府県推薦病院632施設。

■その他の情報も部位別カテゴリーで整理

以下の充実コンテンツを部位別に整理し直して、より利便性を高めた。

  • 「名医が語る最新・最良の治療」(60名以上の第一線医師が写真付きで最新内容を解説)
  • 「がんがわかる映像集」(膨大な数のセミナー動画)
  • 「患者の悩み・家族の悩み」(4年にわたり過去最大級N数で「悩み」中心に調査した結果)

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