2010年9月21日 [火]
QLifeは、漢方薬の医学的・科学的情報をわかりやすく伝えるサイト『QLife漢方』(http://www.qlife-kampo.jp)をオープンした。
漢方医学の神秘性を訴求するサイトは多いが、EBM(根拠に基づく医療)情報を中心に情報発信するサイトは珍しい。漢方薬へのニーズが高まっている一方で、医療者専用媒体以外では、医学的・科学的観点での情報が乏しいことに対応した。
具体的には、海外の有力学術誌で国際的評価を得た論文をかみ砕いて紹介したり、独自の調査レポートやエビデンスを紹介するニュースなどを発信する。一方で、副作用についての解説や注意情報も充実させるなど、適正使用を啓蒙することにも力を入れる。コンテンツの監修を受けている著名な医師は現時点で30人以上にのぼり、漢方処方医療機関検索、漢方処方薬検索、生薬辞典なども備えている。
【背景】
西洋医学の医師の間でも、「漢方薬」を日常診療で処方する動きが広がっているが、その使用にあたっては科学的根拠を重視する傾向にある(QLife調査『診療所での「漢方薬の使用実態&今後の意向」』など)。一方で生活者の間でも、治療を受ける前後で情報確認する習慣が普及しつつあり、『QLifeお薬検索サイト』(http://www.qlife.jp/meds/)などでも漢方薬の詳細情報へのアクセスは増加の一途。ところが漢方の情報サイトは、曖昧にその魅力をうたうものや、代替医療紹介の域を出ないものが多く、EBM(根拠に基づく医療)情報を中心に情報発信するサイトは珍しかった。
【サイト構成】
■QLife漢方(http://www.qlife-kampo.jp/)
■QLife漢方Clinic(http://www.qlife-kampo.jp/clinic/)