2人に1人が1週間以上の「長引く咳」に悩む 健康面だけでなく社会生活面でもQOL低下に悩む人は約9割に上る~「長引く咳」に関する実態調査を実施~
2011年12月15日 [木]
QLifeは、1週間以上の『長引く咳』に関するインターネット調査を実施した。6,933人から回答を得た。
この調査を通して、1~3週間以上の「長引く咳」に悩んでいる人が意外に多いことが分かった。また、長引く咳により患者のQOLは著しく低下し、社会生活にもその影響は大きい。しかしながら、医療機関への受診率は約7割にとどまっている。身体の防衛本能であり、場合によっては大きな疾患のサインともなる「咳」だが、多くの人が辛さを感じながらも「そのうち治るだろう」と我慢している実態が分かった。
【結論の概要】
- ■半数以上の人が「長引く咳」で悩んだ経験あり。さらに3割は「3週間以上」の経験も
- 5割以上の人が、1週間以上咳が続いた経験がある。さらに、約3割が「3週間以上」、約1割が「8週間以上」と、長期にわたる咳に悩んだ経験を持つ。
- ■「長引く咳」には、他の症状も一緒に現れる
- 8割以上の人が複数の随伴症状を訴える。「痰がからむ」は高齢層に多く、「体力消耗」「不眠」は若年層に多いなど、年代によって違いがあるが、なかには「呼吸困難」「血圧上昇」を訴える人もいる。
- ■「長引く咳」は、健康面だけでなく、社会性QOL低下が大きい
- 約9割の人が、「仕事・家事に集中力が続かない」「人が多い場所に出かけづらい」など社会生活におけるQOL低下に悩む。
- ■約3割の人は咳が長引いても病院を受診しない
- 「長引く咳」が始まったきっかけで最も多く考えられているのが「風邪症状をこじらせた」というもの。その原因として「気管支炎」や「肺炎」の可能性を考えつつも、3割の人は「そのうち治る」との自己判断などで、病院の受診を行っていない。
◆詳細は、QLife漢方の記事をご覧ください。
2人に1人が1週間以上の「長引く咳」に悩む~長引く咳に関するアンケート
◆調査レポートの詳細は、以下よりダウンロードしてください。
「長引く咳」に関する実態調査
(詳しくはこちら[PDF])