2012年11月01日 [木]
QLifeと株式会社エス・エム・エス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:諸藤周平)は、一部の企業・団体が解禁を求めている「医薬品のインターネット販売」について、「医師」「看護師」「薬剤師」「患者」の4者に対して、一斉横断調査した結果を発表した。これは、両社が運営する4サイト『病院・お薬検索QLife』『院長jp』『ナース専科コミュニティ』『ココヤク』の会員に対するWebアンケートによるもの。
【調査結果概要】
インターネットによる医薬品販売について、「全面的に解禁すべき」が20.1%、「一部解禁すべき」が63.6%、「全面的に禁止すべき」が16.3%という結果になった。「一部解禁すべき」の中でも意見は分かれており、この問題における全体的なコンセンサスを得ることの難しさが明らかになった。
患者のうち、「全面的に解禁すべき」との回答は約32%と、医療者の同意見の倍以上の割合となっており、患者側の強いニーズがうかがえる。医療者の中では、約16%の医師・薬剤師が「全面解禁派」だが、看護師は10%弱だった。処方や手渡し・情報提供など直接的に医薬品に関与する「医師」「薬剤師」よりも、間接的に関与する「看護師」の方が解禁には慎重であることが分かった。
【実施概要】
(1) 調査対象:『病院・お薬検索QLife』『院長jp』『ナース専科コミュニティ』『ココヤク』会員
(2) 有効回収数:1219人(内訳:医師263人、看護師323人、薬剤師230人、患者403人)
(3) 調査方法:インターネット調査
なお、詳細な結果はそれぞれのサイトで順次掲載される。
◆ ナース専科コミュニティ http://nurse-senka.jp/feature/?action_feature_detail=true&feature_id=1017
◆ ココヤク http://cocoyaku.jp/feature/detail?feature_id=2649
◆ 病院・お薬検索QLife http://www.qlife.jp/