「IBD白書2022」をリリース、IBD患者514人が回答

2023年3月30日 [木]

健康・医療分野の広告メディア事業ならびにマーケティング事業を行う株式会社QLife(キューライフ/本社:東京都港区、代表取締役:有瀬和徳)は、IBD(炎症性腸疾患:潰瘍性大腸炎、クローン病など)患者の治療、食事、就労、日常生活などについてまとめた「IBD白書2022」を発表した。調査結果については「IBDプラス」(https://ibd.qlife.jp/)に掲載される予定。調査結果の概要は以下の通り。

【調査結果の概要】

調査概要

  • 実施責任者:株式会社QLife
  • 目   的:IBD患者の治療や生活についての実態把握
  • 調査実施日:2022年12月2日~12月28日
  • 調査方法 :Webアンケート調査
  • 有効回答数:514
  • 疾 患 名:潰瘍性大腸炎310人、クローン病203人、その他1人

結果概要

IBD患者の治療や生活に関するアンケート調査を行い、「IBD白書2022」を作成した。前回2020年に実施した際の調査対象者は416人、今回は514人で、約100人多くの方にご協力をいただいた。

IBD白書2022は、内容別に「患者背景」「治療」「生活」「食事」「情報の入手」「IBDに関するコミュニケーション」、そして今なお続く「新型コロナ」、注目の「オンライン診療」と、計8項目で構成されている。

回答者の「患者背景」については、30~50代が多く、前回に比べ10代と50代以上が多かった。「治療」については、生物学的製剤の順位が上がっていた。「生活」については、前回と同様、周囲に病気であることを明かしている患者が多かった。「食事」については、脂質を気にする人はクローン病で8割を超え、食物繊維(残渣)を気にする人は全体的に前回より多い傾向だった。「情報の入手」では、医師・看護師・薬剤師など医療スタッフの情報を参考にしている人が最も多かった。「IBDに関するコミュニケーション」では、クローン病でオンラインでの交流を望む傾向が強かった。

「新型コロナ」については、特にIBDに影響はなかったと答えた人が多かった。「オンライン診療」については、前回と同様、4割程度の人がオンライン診療を選びたいと答えた。今回の調査により、使用している治療薬の回答結果として、生物学的製剤の普及がうかがえた。今回もコロナ禍での調査となったが、IBDの病態や治療に影響があったと答えた人は少なかった。また、多くの人が医療従事者から情報を入手しており、正しい情報を得ようとしている実態が明らかとなった。

結果抜粋

【治療】

生物学的製剤の普及がうかがえる結果に

【生活】

全体の約9割が、自分の病気のことを周囲に伝えていると答えた

【情報の入手】

全体の約4割が、医療スタッフから情報を入手していると答えた
参考にしている情報

全体の7割以上が、新型コロナはIBDに影響がなかったと答えた

【会社概要】

  • 会社名 :株式会社QLife(キューライフ)
  • 所在地 :〒105-0001東京都港区虎ノ門3-8-21 虎ノ門33森ビル10階
  • 代表者 :代表取締役 有瀬和徳
  • 設立日 :2006年(平成18年)11月17日
  • 事業内容:健康・医療分野の広告メディア事業ならびにマーケティング事業
  • URL   :http://www.qlife.co.jp

お問い合わせ先:
株式会社QLife IBDプラス事務局 E-mail:ibd_info@qlife.co.jp

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